☝　これが関急大阪病院なのですよ、ハイ。

関急大阪病院（かんきゅうおおさかびょういん、英文組織名：Kankyu  Osaka  Hospital. ）は、関急ホールディングスが運営する企業立病院である。

戦前の１９３７年に関西急行鉄道の前身企業である京阪電気鉄道が『より良い労働は、労働者の健康から』という理念を基に社員向けに開業した京阪玉造診療所を前身としている。当初は大阪市内の玉造に診療所があったが、戦災で焼失（＊１）、戦後の１９５５年に大阪府北河内郡茨田町（現在の大阪市鶴見区）（＊２）に総合病院（＊３）として再建された。

２００１年、病院全体の耐震性を調査を行ったところ、建物の老朽化が進んでいる事や耐震性に問題があると判定されたため（＊４）、現在の大阪府枚方市に移転する事になった。（＊５） ２００９年に病院が建物が完成、翌年から新しい建物で再始動した。

また、関急大阪病院の隣に関急健康管理センターを併設しており、ここでは一般人向けの公開講座などが行われているが、通常は関急グループの社員の定期健康診断を行う施設であり、基本的には一般人の立ち入りは原則禁止されている。

　・１９３７年　京阪玉造診療所（関急大阪病院の前身）開設。

　・１９４５年　大阪大空襲で焼失。これにより、廃業状態となる。

　・１９５５年　大阪府北河内郡茨田町（現在の大阪市鶴見区）に関急大阪病院を開院。

　・１９６６年　総合病院の承認を受ける。

　・２０１０年　大阪府枚方市に移転して再始動。

　・２０１１年　関急大阪病院の近くに関急大阪病院駅が開業。

　・２０１３年　前の関急大阪病院の建物が取り壊され、更地となる。

　＊１　　大阪大空襲によって焼失し、駐在していた医師や看護師も犠牲になったため、事実上の廃業状態となった。

　＊２　　今では信じられないが、当時はまだのどかな田園光景が広がっている土地だった。

　＊３　　国から総合病院と認定されたのは１９６６年である。

　＊４　　阪神大震災などの影響を受けて、建築基準法が改正され、耐震基準が強化された。

　　　　　これにより、新基準下では耐震性が不足していることになった。

　＊５　　偶然、枚方市にほどよい広さの土地があった事から、その場所に移転することになった。